日本酒フェア2018に行って古酒ってきた
流行らせましょう、「古酒る」。
意味は「古酒を飲む、愛でる」です。
というわけで、今日明日に池袋はサンシャインシティで開催されている「日本酒フェア2018」へ参上してきました。
各都道府県の酒蔵から、厳選した日本酒を自由に利き酒出来るイベントでございます。
御猪口は会場でもらえますし、給水ポイントもたくさんあります。
特に印象に残ったお酒たち。
一番最初に飲んだお酒なんですが、今回試飲した大吟醸の中では一番口に合いました。
それから、『白雪』。なんと、江戸時代のお酒を再現したものだそうです。
作り方が現在の日本酒とは異なるので、琥珀色で濃厚な味わいです。
和風な濃い紅色(まさに古代米を濃くしたような色合いでした)なんですが、ジュースのような甘口の面白いお酒でした。
一番気になったのはこのコーナー。
「長期熟成酒研究会」さんが用意した日本酒たちです。
(この撮影をするときに、着物姿のきれいなスタッフさんが荷物を持っててくださいました。ありがとうございます! お話したかったけど別の人と会話してたからお喋りできなかったのが残念。)
日本酒もお酒ですから、熟成させると味わいも違ってきます。ワインやウイスキーと同じですね。
面白かったのが、長く熟成させるほど味に癖が… といった単純な仕組みでもないこと。
2~3年ものは原酒に近い味なのが、10年寝かせると芳香が一気に複雑になり、甘みと辛みと古臭さが混ざったようなカオスな味わいになります。が、もっと寝かせて15年ものくらいになると、その複雑さが深いところで丸く整えられたような味わいに変化しています。
ちなみに、寝かせる環境(樽を使うとか)や、原料のお米によっても味わいが違ってくるとのことです。奥が深いぜ。
都道府県ごとの美味しいお酒を探しに行ったつもりが、古代米とか古酒とか江戸時代とか、あまりメジャーではない日本酒の魅力に気づかされた一日でした。
日本酒以外ですと、北海道のヨーグルトリキュールが妙に美味しかったです。
もちろん吟醸とか普通のお酒も色々と試したんですが、特に新しい発見は残念ながらなかったです。まあ、強いていうなら新潟と本州近畿以西はやっぱり強いなー、と。(笑)
色んなブランドが出ていますが、結局はどんな日本酒が自分に合っているか、をさっさと知ってしまうのが、日本酒を楽しむ一番の近道なんだなー、と思います。それさえ決めちゃえば、どこの地域のどんなブランドの日本酒も美味しく飲めます。(もちろん質の良し悪しはありますが、「おえぇ、まっずぅ~~!」なんてものはそうそうないので(笑)) あと、出身地とか学生時代過ごしたとか、自分に縁のある県を意識して飲んでみるのも楽しいです、個人的には。それでも迷ったら、とりあえず新潟で。
ちなみにNatuXaは、甘口でも辛口でもOK、精米歩合は低めの方が好き(磨き過ぎは味も香りもスッキリし過ぎてて物足りない)、度数は特に気にしない、飲み方は常温か冷、が好きです。
まあ、精米歩合に関しては、歩合30くらいの洗練されてて美味しいものもあるし、逆に歩合低くて味も香りも雑だったり濃かったりで口に合わないものもあるので、一概には言えませんが。あと、飲むときの気分にもよります。サラッとしたのが飲みたいときもあるし… 難しいっすね。
とりあえず、我らが埼玉県のブースで締めくくります。味ではなくアニメで勝負していました。潔くて良いと思います。
ちなみに、右端に見えるふっかちゃんカップは、我が家の御猪口になっていたりします。
以上~